現れたカードから吉凶を読み取るのではなく、今の状況を高次の視点から見つめ直すことによって自分自身の内なる声とつながり、本当の望みを知り、その実現への道筋を読み解く、そんなタロットの使い方です。
マンガラとトート・タロット
マンガラにとって、トート・タロットとの出会いは、運命的なものでした。カードと「恋に落ちた」彼女は、瞑想と自分自身のスピリチュアルな探求の体験を、カードの一枚一枚に結びつけていったのです。人から教わるのではなく、長い時間をかけて、カードの意味を「内面から」思い出していったのでした。
そんなマンガラのセッションは、非常にするどい切れ味と深みと同時に、慈愛にあふれています。90分間の密度の濃いセッションのやりとりの一語一句をテープ起こししたり、テープがすり減るほど聞いたという人も珍しくありません。
意識と無意識
私たちは自分で人生を選択し、決断して生きているとなんとなく思い込んでいますが、実は私たちの意識は氷山のほんの一角で、人生を方向づける圧倒的な力は、私たちの心の9割を占める無意識から来ています。その無意識は文字通り「無意識」ですから、私たちは本当のところ、自分の行動の動機に、ほとんど気づいてはいません。
人生は平穏無事だけど、これでいいのかしらと思う。
理想のパートナー、理想の仕事を見つけたいと思っても、なかなか見つからない。
なぜかいつもタイプのパートナーを選び、
同じような原因でケンカを繰り返してしまう。
なぜか繰り返し同じような問題や壁に行きあたってしまう。
といったこと、思い当たりませんか・・・?

そんな時、カードを通して見ることで、無意識を意識化し、実際に何が起こっているのかを理解することが可能になります。
現実を高次の意識(超意識、あるいはハイヤーセルフの意識)から見つめ直すことで、広い視野を手にし、本当に自分が行きたい人生の方向性を見出す助けとなる―
これこそ、マンガラが伝えようとしているタロット・リーディングです。
それはあなたの手に負えない、恐ろしい未来を告げることは決してありません。
そのメッセージはあるがままを映し出し、つねに愛と光にあふれています。
そしてあなたの現実は他でもない、今のあなたの意識状態が創り出しているということ、
あなたが創り出したものだと分かれば、出口もあなたの手の内にあるということ、
今の状態に気づきを向けることによって、より意識的な選択が可能になるということを教えてくれるのです。

マンガラのタロット・リーディングは、こうした理解がベースになっています。
ですからタロットを学ぶ過程そのものが、自分自身を癒し、高次の意識とつながりを取り戻す、貴重な学びのプロセスなのです。
なぜ、トート・タロットなのでしょうか?
20世紀最大の神秘研究者であり魔術師だったアレイスター・クロウリー、そしてカードの図版を手掛けたエジプト学者フリーダ・ハリス女史は、ふたりとも非常に豊かな神秘学の知識の持ち主でした。そして彼らは共同で、占星術、古代ユダヤ教をはじめ、エジプトや世界各地の文化・神秘学の伝統に由来する、おびただしい数の純粋なシンボルがちりばめられた、このカラフルで美しいタロットを創り上げたのです。
このトート・タロットは、シンボルが非常に純粋に描かれているために、私たちが集合無意識にダイレクトにつながることができる深みを備えています。
シンボルはイメージであり、決して言葉で説明し尽くすことはできません。こうした夢の言語であるシンボルが、集合無意識を刺激し、直感への扉を開いて、意識(気づき)を育てるための、かけがえのない元型となってくれているのです。

右脳を鍛え、直感を取り戻す
タロットを読むときは、直感が鍵になります。
直感をつかさどっているのは、感受性の脳である右脳です。複数のカードからやってくる、限りなく豊かなイメージをまとめ、ひとつのメッセージとして読み取るためには、左脳ではなく、右脳を働かせることが必要です。左脳は言語能力であり、物事を細分化し、分析することは得意ですが、「全体像」をつかむのには向いていません。(彼の仕事は、ある事を別のことと区別すること、物事を細かく分けていくことですから・・・)
リーディングのトレーニングを積むことで、あなたの右脳は活性化されていきます。
さらにコースの中では、あなた自身で体験し、体感し、内面を深く掘り下げていく機会がたくさんあります。
あなたの内面にある右脳と左脳という2つの極のバランスによって、
あなた自身の真の望み、真の満足へと向かうことが可能になることでしょう。
意識を広げ、直感とつながる―
それは決して知的な作業ではありません。
自分自身の真実の声に耳を傾ける、そして、そのすばらしさに気づく。
それは本当に、喜びと発見のオドロキに満ちた旅です。
そしてあなたは気づくことでしょう。
すべての扉を開ける鍵は、内側にあるということを・・・
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マンガラ・ビルソン著書「直感のタロット~意識のためのツール~」(市民出版社)
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